ＣＧサブストーリー
みんくファンクラブのおんじ会長より、次のようなメッセージが届きました。
「こんばん和奏。未森さんの、おやすみんくなみんくちゃんの絵の挿し話です。三人組の会話が雰囲気がでてたら嬉しいなあ。」
何だろうと思って添付文書を読んで見ると、案の定、早坂未森さんが描かれた「うさ耳で“おやすみんく♪”なみんくちゃん」にまつわるサブストーリーでした。というわけで、載せちゃいます♪
「おやすみんく」（作：みんくファンクラブ会長 おんじさん）
「さーてと、これで準備完了ね。」
布団を敷いて、三人とも、パジャマに着替えてから私はそう言った。
今日は真帆子の家にお泊まり会。夕食も食べたし。
あとは、寝むりにつくまでの間はパジャマパーティーだ。
「まだ足りないわよ。やっぱ、おかしと飲み物がないとね。取ってくる」
真帆子は、まだ食べるつもりなのね。太ったらどうしてくれるんだ？
あたしは、みんくの方を見る。お泊まりだからと、特別に持ってきたパジャマはすごい。むかし、モウモウパジャマってのがあったけど。みんくのは、うさぎなの。まあ、うさ耳のついたナイトキャップがあるだけなんだけど。
「みんく、その人形は？」
「この子はね、うーちゃん。いつもと違う場所で寝るときでも、この子がいると眠りやすいんだよ。今日はおそろいにウサギの寝間着にしたんだ」
みんく風抱き枕なのか？なくても良く眠るような気がするんだけど、笑顔で答えてくれるみんくにつっこむのはやめた。
「はーい、お待ちかねのおやつだよ」
真帆子がお菓子をもって戻って来た。
「太ったらどうするのよ」
真帆子に向けてつっこみを入れる。
「みんくは、夕御飯あんまり食べてないからまだ入るよね」
「あたしは平気だけど、叶花ってば太る体質なの？パソコンのしすぎで運動不足じゃない」
「そんな事ないわよっ」
「じゃあ、問題ないじゃん」
そうなの。みんくったら夕御飯は食がすすんでなかったのよね。
真帆子のママを見て、先輩のお母様、先輩のお母様・・・・な状態だったもんね。
「わかったわよ、じゃ、このチョコもらい」
真帆子がまだ持っているお盆から貰う。
「あ、ずるい。先にとるなんてっ」
「ほら、みんくも早く取らないと、いいの真帆子が取っちゃうよ」
みんくはクスクス笑っている。
そんなこんなで会話がはずむ。
「こんな風に、同じ部屋で布団をしいて寝るなんて、修学旅行みたいだね」
みんくが言いだした。
「そうだね、でも修学旅行ってば、騒がしかったよね」
「そうそう、オフロの時間も決められててあわただしかった」
「オフロと言えば、脱衣所に忘れる子がいて、翌日あつまった時に先生に落とし物がありますって発表されてんのよね」
「あたしのとこでもあったあった」
「移動のときに、迷子になる子もいたよね」
「そうそう。みんくは大丈夫だった？」
「ええ、迷子なんてしてないよう。あたし修学旅行委員だったんだよ」
修学旅行委員って、クラスの中で普通に出来る子で、特に委員になって無い子が押しつけられてた役だったけど。
みんくはしっかりしてるからなったのだと言いたいんだろうなあ。
「へー。修学旅行委員ねえ。押しつけられたんじゃん」
真帆子が余計な事を言い出した。
「そ、そんな事ないモン」
「そ、それよりね。修学旅行と言ったら、バカな男子が消灯後、ローカに出てみつかって正座させられてたりとかあったよね」
「あーあるある」
「消灯後は布団にもぐりこんでお話とかしたよね、先生の足音がしたら寝たフリするの」
「そうそう、いつの間にか話題が、嫌いな授業から、誰それが好きって話になるのよね」
「真帆子は、そのとき好きな人いたの？」
「あの時はまだ、ハムタクがいたのよう」
おもいだしたようで、涙ぐんでいる。
「ああ、スモップの・・・」
話題をかえよう。
「みんくは？」
「え、あたしっ？あたしは」
「恋愛経験なしのみんくには、いなかったんだよね〜」
「う〜。叶花ちゃん、ひどーい」
「え、気になる男の子がいたの？初耳」
「だれだれ？」
気を取り直して真帆子も追求に加わる。
二人に追求されて、みんくの顔は、あかくなっている。そしてポツリといった。
「漫画に出てくる男の子で・・・」
みんくの回答を半分聞くやいなや、すかさず真帆子の興味は私に向けられた。
「叶花はどうなの、居たの？白状しなさい。
まさかパソコンが恋人なんて言わないでしょうね」
しまった。みんくまで目を輝かせて答えをまっている。
パソコンがなんて手も使えなくなってしまったし、そんな事を言えば真帆子にボロクソに言われるネタをみすみす提供するようなものだ。
「えーとね、あたしは」
なにか誤魔化す手はないかと回りをみる。
う、天井にイリヤの等身大ポスターが貼ってある。
「真帆子、あんた天井にポスター貼っているの」
指さしながら聞く。
「いいでしょ〜。えーい、それよりさっさと言いなさいよ」
真帆子の気はそらせなかったようだが、みんくは引っかかった。天井のポスターをみて、
「すごーい、イリヤと目を合わせて寝れるねえ」
あっちの世界に行ってしまている。
他に何かないか？
時計の時刻を確認した。
「ところで、今日の21時からのイリヤの番組、もう始まるよ」
「え、ほんとだ」
「わーい、見よう見よう」
ひとまず、ごまかせたようだ。
見終わった頃には、さっきの番組の話題ばっかりだ。
２３時をまわって、みんくが眠そうにしている。
「そろそろ、寝ようか」
「うん、そうだね。おやすみなさい」
「おやすみみんく」
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いかがでしたか？
由里りんとしては、結構３人の雰囲気が良く出てていいな〜とか思います。
叶花ちゃんって、小学校の時、気になる男の子なんていたのかなあ？ ちょっと気になりますよね♪
もしよろしければ、おんじ会長までご感想をお送り下さいませ。